仲介と管理の違い|金沢市の不動産(売買・賃貸・管理・仲介・コンサル等)なら田中不動産マネジメント

076-243-9300

【営業時間】
9:00~18:00(訪問・相談・案内等は事前予約制)

【定休日】
日曜・祝日(不定休)完全予約制、要お問合せ

PM(プロパティマネジメント)事業

仲介と管理の違い

賃貸物件の仲介と管理が違うことをご存知でしょうか。 

日本における「賃貸業」は、基本的に「仲介業」から発展していきました。お部屋を探す人に物件(お部屋)を紹介して、仲介手数料をいただく、という仕事です。「仲介」というのは、あくまで部屋を借りる人からいただく収入です。管理業務をしていても収益の主たるものは「仲介手数料」である会社は多いと思います。管理会社がいただく管理料は、オーナーから取得するものです。オーナーから頂いているのですから、オーナーの利益に貢献しなければなりません。

しかし、「仲介」の立場と「管理」の立場では、ちょっと立場が微妙に違う点があります。地方では、まだまだ仲介と管理を一緒に行う事がごく一般的に行われています。仲介業=管理業になっているのです。アメリカでは仲介と管理を一緒にやる事は出来ません。なぜなら、入居者とオーナーという相反する利益の人を、同一人物・会社が同時に代理する事はおかしいからです。いわゆる利益相反行為となるのです。日本でも、民法(108条)では、双方代理を禁じていますが、不動産業の法である宅建業法では認められてしまっています。

「仲介と管理の違い」

具体的に何が違うのかと言えば、スタンスがはっきりと違います。 不動産業者の業務は、賃貸で言えば「仲介業務」と「管理業務」の2つに分けることができます。 仲介とは、お客様の希望に合うお部屋を探し、賃貸借契約まで導くことです。 仲介業者は「重要事項の説明をし、契約を締結し入居させるまで」で客付けをしてしまえば、その後のトラブル対応は責任外で何も関係なくなってしまいます。 仲介業者は仲介に徹底し、他の業者さんの物件でもお客様の希望に合う物件ならそれを提供し、お客様を逃がさないようにする。 入居者を斡旋するだけの仕事(契約するだけの仕事)を要求されるために、入居者の選別せずに斡旋してきます。

「仲介」は、入居希望者(お客様)のエージェントです。

収入はテナントからの仲介手数料が売上のメインとなります。 一方の管理とは、物件管理が主であります。 入居者の審査をし、家賃集金や苦情処理、建物の清掃や設備のメンテナンスなどオーナーに代わっての物件管理となります。家主(オーナー)が自己管理している物件も管理は自分ですることを明示しているなら、このようなリスクは自分でしないといけません。家賃督促もご自分でとなります。 入居者からの修理依頼・クレームから近隣ごみの苦情まで一切の責任とその処理は自己管理が原則です。日常的な管理が煩わしいのであるなら、管理料を支払って管理してもらった方が良いのではないでしょうか?餅屋は餅屋です。 管理を専門にし、管理料をきちんと徴収する会社は、徴収した管理料で「物件を最高の状態」にし、家主(オーナー)の賃貸経営における収益の安定・向上が目的です。

「管理会社」は、家主(オーナー)のエージェントです。

収入は家主(オーナー)からの管理料が売上のメインとなります。 ここまでで「仲介と管理の違い」具体的にわかったのではないでしょうか? 「仲介」と「管理」どちらを主体にしているかにより、「仲介会社」または「管理会社」とわかるのですが、地方では、まだまだ仲介と管理を一緒に行っている不動産業者が一般的です。仲介業=管理業になっているのです。
ページの先頭へ